今年度、ひびきの丘ではアイヌ文化が学べる新しいプロジェクトがスタートします。
プロジェクト名は「藤戸ひろ子と学ぶ先人の知恵シリーズ」
この講座は月ごとに毎回2日間にわたって開催する予定です。
なぜこの講座を設けたか?
ひびきの丘の活動を通じて、アイヌの方々からお話を伺う機会が多くあります。
その度、暮らしぶりや受け継がれている文化に、本当に心打たれます。
わたしたちが自分たちの環境にあるものを生かし、健やかに生きていくためには、アイヌの方々から学ぶ知恵がたくさんあるという想いから、この講座を「シリーズ形式」として企画しました。
講座の内容は?
初日(5月13日)はアイヌ刺繍の日です。
2日目(5月14日)はサラニプ(カゴ作り)の日となります。
刺繍もカゴ作りもご自身で作品を作り上げていただきます。
人それぞれ作業ペースは違いますので、どうぞ焦らずに。
大切なのは自分が心地よいと思えるペースで作品を作ることです。
講座は定期的に開催していきますので、どの月からでも始めることが出来ます。
お休みされることもあると思いますが、参加できる時に少しずつ制作を進めていきましょう。
工程数の多さから、タペストリー用の刺繍とサラニプの完成までには、何度かの受講が必要になると思います。
講師は藤戸ひろ子さん
講師に、アイヌ民族の家系である藤戸ひろ子さんをお招きしています。
藤戸さんから、身の回りにある自然の中から生活に必要なものを作る知恵や、楽しくワクワクするようなお話を聞く事ができるのも、この講座の大きな魅力のひとつです。
皆さんで色々な知恵を学んでいきましょう。
ちなみに藤戸さんは、ひびきの丘のシンボルマークを作っていただいた方でもあります。
講師プロフィール
講師:藤戸ひろ子
Facebook:https://www.facebook.com/hiroko.fujito.3
1976年生まれ。ご自身、アイヌ民族の家系。
2007年、我が子をきっかけに、母として伝えたい事として、ミナミナの会(現在のミナミナ工房)設立。
子供にもわかりやすく伝えるための活動をおこなっている。
また、学校や企業への講演活動も盛んに行なっており、文化、生活、伝統、伝承を伝えている。
現在、近畿内の4ヶ所で月1回、手仕事教室を開催。
ミナミナとは、アイヌ語で「互いにニコニコ微笑み合う」の意味合いがあります。
「人種関係なく、互いに楽しく、笑顔で学び合いたい」という思いがこもっています。
講座の時間と場所は?
日時:2023年5月13日(土)、14日(日)いずれも10時から(9時45分までにお越しください)
場所:ひびきの丘(北海道石狩市厚田区聚富256-8)
車でお越しの場合:国道231号線(日本海オロロンライン)から東方向へ約1㎞
(札幌駅より約28㎞、車で約50分)
・校庭が駐車場になっています。駐車中の車に並べるようにお止めください。
バスでお越しの場合:北海道中央バス停「聚富」より東方向へ徒歩約15分
5月13日(土)初日の予定は「アイヌ刺繍」
初日は「アイヌ刺繍」の日
★5月14日(2日目)の内容は次の投稿でご案内いたします
「私たちは何かを始める時は、まずは道具作りから始めるんですよね!」という藤戸さんの言葉を最初に聞いた時には、はっとしました。
ということで、第1回目は、刺繍に必要な道具を手作りする事から始めていきます。
この日は、針刺し道具「チシポ」を作ります。
このチシポ作りは、13日のみ行いますので、貴重なこの機会にぜひご参加ください。
10時〜12時の予定
・サビタ(ノリウツギの別名)の枝を使って「チシポ作り」
サビタがひびきの丘の周辺にある場合は、枝を一緒に取りにいく場合もあります。
作るのは難しくないので、安心してお越しください。
12時〜13時30分
・ランチ(各自ご持参ください)
作業の進み具合でランチの時間は前後することもあります。
13時30分〜16時
・刺繍のスタート
タペストリー用として、布に刺繍を始めていきます。
藤戸さんは、針との相性を大切にされていますので、布・針・糸はこちらで用意させていただきます。
参加費 (材料費込み)
- 道内在住〜4,000円
- 道外在住〜2,000円
参加人数
最大15名まで。定員に達した時点で受付は終了いたします。
持ち物
メモ帳、ランチ、飲み物など
お申込み方法
① Google formから:
②画像のQRコードから